横浜のペンネギャラリー・横浜関内さんにて企画展を開いていただくことになりました。ぜひお越しください。
会期:2026年10月9日(金)〜11月29日(日)
金・土・日のみ開廊、また10/12、11/3、11/23(いずれも
祝日)は開廊
13:00〜19:00
会場:ペンネギャラリー・横浜関内
(神奈川県横浜市中区相生町2-52泰生ポーチ402)
入場無料
会期中作家は在廊しておりませんが、11/22(日)に作家のトークイベント開催予定です。
脳神経内科の看護師として働きながら刺繍を続けてきたナース刺繍の個展です。陰影はレントゲンやCTの画像に写る影のことです。刺繍には、たとえば子どもの着物の背に魔除けを縫う背守りのように、祈りを託す使われ方もありました。ナース刺繍は、病変を見つけるために数分で読まれる画像に何時間もの針を重ねてきました。その反復は祈りに近いものを感じます。
企画・文 介川貴晶
我が子の胎児エコー写真をもとに刺繍。
間にオーガンジー生地を重ねてエコー画像独特の紗のかかった陰影をつけました。
義母が生前に仕立てたワンピースに、作者の生まれ月の花であるアジサイを刺繍することで義母とのつながりを表現しました。
アジサイの花言葉はネガティブなものが多く「移り気」「高慢」「冷淡」など作者自身の気質を表すようにも思えます。
またそれらの現象が人間の脳ならではの柔軟性からおこり、そのフォルムが似ていることから脳のモチーフを忍ばせています。
作者自身のMR画像をもとに制作。
「芯のある人間」に憧れますが、どっしりとした脊椎(背骨)を見たときに自分の中の「芯」を感じました。そして曖昧で優柔不断な性格もまた自分をつくる「芯」ではないかと受け入れる気持ちになり、これを刺繍で表現することにしました。
ひと針ひと針刺した小さなラインや粒の集まりが脊椎の陰影をつくります。