場所 gallery cobaco
(福岡県朝倉市牛鶴109)
会期 2025年6月1日(日)~
22日(日)11:00~17:00
※火・水・木曜日は休廊です。
画材や糸、布地をつかったレイヤードアートで表現をする久留米在住のアーティスト・松尾ひろみさんと一緒に作品を展示させていただきます。
ともに「いとをかさねる」ことを表現の手法にもちいてきたことが今回の二人展につながりました。
随時こちらでも詳細をお知らせいたします。
写真はこの展示のために作成したナース刺繍の新作です。たくさんの方に見ていただけると嬉しいです。
写真は須藤史貴さん(anno lab)にデザインをお願いしたフライヤーです。
我が子の胎児エコー写真をもとに刺繍。
間にオーガンジー生地を重ねてエコー画像独特の紗のかかった陰影をつけました。
義母が生前に仕立てたワンピースに、作者の生まれ月の花であるアジサイを刺繍することで義母とのつながりを表現しました。
アジサイの花言葉はネガティブなものが多く「移り気」「高慢」「冷淡」など作者自身の気質を表すようにも思えます。
またそれらの現象が人間の脳ならではの柔軟性からおこり、そのフォルムが似ていることから脳のモチーフを忍ばせています。
作者自身のMR画像をもとに制作。
「芯のある人間」に憧れますが、どっしりとした脊椎(背骨)を見たときに自分の中の「芯」を感じました。そして曖昧で優柔不断な性格もまた自分をつくる「芯」ではないかと受け入れる気持ちになり、これを刺繍で表現することにしました。
ひと針ひと針刺した小さなラインや粒の集まりが脊椎の陰影をつくります。